ComfortUpdate
From LimeSurvey Manual
概要
ComfortUpdateは、LimeSurveyをウェブブラウザから手作業でアップデートするかわりに、数回マウスクリックするだけでアップデートできるLimeSurvey GmbHの有料サービスです。
ComfortUpdateを使用してテストするには、無料トライアルキーを受け取るためLimeSurveyにサインアップする必要があります。トライアルキーの有効期限が切れたら、プレミアムパッケージのいずれかを購入するか手動でインストールを更新します。
ComfortUpdateキーをコピーして使用するには、LimeSurveyプロファイルにアクセスし、プロファイルメニュー（ページの左側）にあるCOMFORTUPDATE KEYSをクリックします。
要件
PHPがZLibをサポートしていることが必要です。PHPInfoを確認して、必要ならシステム管理者に相談してください。
ComfortUpdateツールを使用するには、サーバーからSSLでupdate.limesurvey.orgとupdate-data.limesurvey.orgに接続できる必要があります。通信に問題があり、10060がホスト 'update.limesurvey.org'に接続できませんでしたなどのエラーメッセージが表示された場合は、プロキシ/ファイアウォールのセキュリティ設定を調整/編集するか、サーバー管理者にサポートを依頼してください。
ComfortUpdateを使用する
LimeSurvey ComfortUpdate機能は、実行中のアンケートがあっても安全に使用できます。既存のデータは削除も破棄もされません。続行する前に現用のデータベースとファイルを手動でバックアップすることが重要です。
- 更新ボタンの場所
- 古いLimeSurveyバージョンでは、全般設定アイコンから最初のタブを選択して、更新ボタンをクリックします。
- 最近のLimesurveyのバージョンでは、設定ダイアログのアドバンスタブにComfortUpdateボタンがあります。
- 新しいバージョンのLimeSurveyが利用可能な場合、ComfortUpdate画面に更新リンクが表示されます。そうでない場合は、今すぐ確認をクリックして、新しいアップデートが利用可能かどうかを確認します。
- アップデートが見つかると、LimeSurveyに更新リンクが表示されます。クリックして更新を開始してください。
- 以前にComfortUpdateを使用したことがない、またはComfortUpdateアップグレードキーが有効でない場合は、アップグレードキーの入力を求められます。
- LimeSurveyはインストールディレクトリーを確認し、適切な権限によって更新が許可されるよう設定されているかを確認します。変更リストが表示されます。
- 問題がある場合は、ここで修正してから次の手順に進む必要があります。
- ComfortUpdateはデータベースをバックアップし（MySQLを使用している場合）、古いインストールファイルを/tmpディレクトリーに保存します。別のデータベースを使用する場合は、先に進む前にデータベースを手動でバックアップする必要があります。
ComfortUpdateによって最新バージョンに更新され、新たな変更を反映するため、データベースも更新されます。
ComfortUpdateを無効にする
新たなリリースが出たときに新しいリリースが利用できますというポップアップメッセージが表示されないようにするため、ComfortUpdateを無効にしたい場合は、"config.php"ファイル（/LimeSurvey/application/configにあります）に次のオプションを追加することができます。
'updatable' => false
ただし、重要なセキュリティアップデートを見逃す可能性があるため、これを無効にしないよう強くお勧めします。
トラブルシューティング
ステップ3で空白ページが表示される問題
ステップ3で空白のページが表示される場合は、通常、PHP構成のメモリ制限が低すぎます。この手順では、LimeSurveyはデータベースバックアップと（置き換えられるファイルの）バックアップを作成しようとします。
update.limesurvey.comへの接続にプロキシーサーバーを利用する場合の問題
プロキシーを使用している場合は、ComfortUpdateを使用できるように設定を調整する必要があります。LimeSurvey 2.05（ビルド140404以降）では、設定ファイルでプロキシサーバーの詳細を設定します（全体設定を参照）。
以前のバージョンでは、LimeSurveyのインストールでhttp.phpファイルを編集する必要がありました。このファイルの最初の行の変数をテキストエディタで確認し、必要に応じて値を追加します。
例: プロキシーサーバー111.111.111.111、ポート1234に認証なしで接続する場合は、次のように編集します。
// This code is only for versions earlier than 2.05
var $proxy_host_name="111.111.111.111";
var $proxy_host_port=1234;
このファイルは、バージョンにより、/admin/classes/または/application/libraries/admin/http/にあります。ファイル内には事前にコーディングされた変数があります。したがって、プロキシーの詳細情報が必要です。インストールが異常に遅い場合は、プロキシーの設定が間違っている可能性があります。